NEWボードを乗る前の準備

年内のチューンもひと段落、、したわけではない、、笑

のだが、とりあえず新年を迎える用意なぞしないと

やはり気持ちが治らない、やはり日本人なのだな

松飾りにおせちなど準備もしたが、やはり仕事が気にかかり

いつもはお店でのんびりするのだが、今年は2日から

仕事始めの予定、やり残してしまったチューンと

新品の板の納品が残ってしまったので、そのチューン

をやろうと思っている

新品にチューン?と思われる方も多いと思うので

ここで再確認しておきましょう

はっきり言って新品の店頭に並んでいる板をそのまま

乗ることは、半完成品を乗るのと一緒です

いかなgentemstickといえどもそれはやはり同じです

なぜならば工場から出荷された状態は乗れる状態ではない

からです、ワックス塗って乗ってしまえば乗れなくはないし

そのまま乗ってしまう方も多いと思います

最低限のダリングと言われるいらない部分のエッジを

丸めて簡易ワックスを塗るだけのプレチューンと

言われる、本当はチューンなどと言って欲しくない

もので、滑っている方がほとんどです

でも滑れてしまうので、これがスノーボードの悲劇の

始まりである場合も多いようです、そのまま幸せな幸運な

方々はそのままでいいですね

では僕のところではどうしているのかと言いますと

これが実は難しいのです、乗る方の好みや技術が見えて入れば

わりと簡単なのですが、見えてない場合は必要最低限でありながら

最大の効果が出るであろうチューンを行います

もちろんその後のチューニングを行える削りしろも

十分に残したやり方です

最初にエッジに塗られている錆止め加工の防錆剤を取り除きます

意外ととりにくく工場によって塗られているものが違うので

リムーバーで拭く位では落ちません、まあgentemディーラーで

あればこれは当然やってますね、で次は最低限のダリングと

必要な部分には少しのビベルを施しますが

ほとんど分からないぐらいのレベルです、でもとても重要です

そして次はサイドエッジの揺れを取ります

 

IMG_7887

これがコーティングを剥がした後の機械加工の揺れが残ったエッジです

反射した光の中に揺れが見えますこれをファイルでフラットにクリーンナップします

IMG_7892

 

クリーンになったエッジです、ずいぶん違うでしょ同じ板の同じ場所です

僕の感覚ではこの揺れを取り去ることで新しい板の乗り味は大きく違ってくる

思っています、特に深いターンの時のエッジのスムーズさは全く別の感覚になります

必ずやってもらった方が良いと思います

でこの後にサイドウォールとサイドエッジにワックス加工をして乗っていただきます

昨今の板を立ててカービングしていく滑りの中ではやはりサイドウォールの問題は

避けられないことなので、色々と試しています、この部分は今後さらに進化させていかなければ

ならない、と考えています

年末で少し時間ができたので、前から考えていたことを書いてみました

今シーズンもお世話になりました、雪の少ないシーズンの始まりとなってますが

年明けには良い雪がたくさん降ってくれると思っています

迎える新年が皆様にとって最良のシーズンになりますように!

MAGICFILEMAN