Impossible
この板の特異性というか見た瞬間に無理だなと思わされたそのネーミング
とあまりにも奥行きのある乗り味のギャップに玉井太朗の思惑通りに
踊らされた自分がおかしかった
素直で小回りの効く到底そう見えない186センチのこの板はチューンの
イメージを膨らませずにはおかなかった
もちろん最初はショートキャンバーの板同様に仕上げていたのだが
suzumura arataからもっと強いveeが欲しい、hara koujirouからは
フラットキャンバーのようなスイング感と取り回しと言われた記憶がある
そこからは試行錯誤で削って見たのだが、テストできるのは短いシーズンのみ
となるので結局シェープが見えて来たのは3年以上かかっていたと記憶している
そこから微調整に入り現在に至るのだが、乗り込んでキャンバーの落ちた板もあれば
強いコンケーブの板もあり板ごとの個性を生かしながら補正してシェープイメージに
近づけていく、今シーズンも多くのimpossibleのチューンオーダーをいただけて
感謝しています
この板のシェープを研究したことで、mantarayやstingrayのライダースペシャルチューンも
完成したと思う、手伝ってくれた岩手の今野テスターには感謝しています
完成したと書きましたが日々アップデートされていくのがチューンなのでこの先も
進化させて行きます
TTのチューンは本当に繊細で乗り手の好みがはっきり出ることが多いので
極端なチューンはできません、ですので少しづつ滑った感想をお聞きしながら
調整していく流れがいいのかな?と考えてます
急に秋の風が吹き出して、連日チューンに向き合う日々です
今日もimpossibleのチューンをオーダーいただいたので寝る前にこんなブログを
書いてみました、やっと秋が来ましたね、冬はもうそこまで来てます
MAGICFILEMAN