混み合ってきました
毎シーズンこの時期になるとチューンのご依頼が増えてまいります
一本づつ手作業で丁寧に仕上げさせていただくためには時間も必要と
なります、好評をいただいておりますストラクチャー加工をいたしますと
さらにお時間をいただくことになります
年内納期をご希望のお客様はお早めにご相談ください
昨シーズンは雪が少なかったため、ソールとエッジのダメージが多く見えられます
長期予報では12月に一気に冬が来ると発表されたようです
楽しみですね、宜しくお願い致します
毎シーズンこの時期になるとチューンのご依頼が増えてまいります
一本づつ手作業で丁寧に仕上げさせていただくためには時間も必要と
なります、好評をいただいておりますストラクチャー加工をいたしますと
さらにお時間をいただくことになります
年内納期をご希望のお客様はお早めにご相談ください
昨シーズンは雪が少なかったため、ソールとエッジのダメージが多く見えられます
長期予報では12月に一気に冬が来ると発表されたようです
楽しみですね、宜しくお願い致します
スキーにはとても長い歴史がある、生活の移動手段として発達したはずと記憶している
一方暇つぶしと太古においては賭け事に使われたらしいサーフィンとはその始まりから
ベクトルが違っていたはずだったが、両者がスポーツという衣をまとったあたりから
軌道修正が行われ、今では同じ匂いのする遊びと解釈されているらしい
スケートボードはその歴史の中で何度もスポーツにされそうになりながらも
音楽とファッションの影に身をひそめながら着実に文化を構築している
おそらく極めて少ない面積の中での自己追求型の探求が目的の遊びであるが故
バカなふりをしながらその実IQが高いところに持っていくすべを学んでいる
この3種目がまさかオリンピックの競技となるとは思ってもみなかった
スキーはともかく不良の遊びがオリンピックだ、世も変われば変わるものだ
スキーが生活から遊びにそして競技となったときから道具の手入れが始まった
はずで、それが今のチューニングに繋がっている
であるならば、サーフィンもスケートボードもチューニングの世界に入っていくのは
明確だ、最先端のサーフボード、テイクオフの早いスーツ、今の何倍も反発の強い
デッキ、止まらない速いウイールなどちょっと考えればいくらでも出てくる
もっともサーフもスケートもすでに大会もあるわけだしいまさらな感じもあるが
国の威信をかけての競技ともなれば話は別だろう
それぞれの遊びが持つ文化を失わないようにしながらの発展を心から
望んでいる、フリースキーがカウンターカルチャーならサーフィンとスケートは
最初からカウンターカルチャーだった、そこが大きく違う点だろう
毎日お預かりした板達との対話が続いている、スノーボードは何に向かって
いるのか?その答えは皆さんが持っています、冬は目の前です
梅雨明けと書いたら次が秋の風、、、その間なにしとるんや
と思われましたか?
サーフィン漬けの毎日でした、、、と書きたいところですが
夏は夏で暑ければそれなりに海のお仕事やらお付き合いやら
気が付けば夏が終わってましたが毎年のこと、海に浸かりながらも
ワックスのことが頭から離れない日々なのですが、答えは遥か彼方の
感覚です
昨晩は片瀬と鎌倉の境にある正にパワースポットのど真ん中に境内をもつ
龍口寺の大祭に初めて出かけてみました、非常に由緒あるお祭りらしく
そのリズムとビート、上げていくノリは行く夏を惜しみながらも夏を乗り切り
秋に向かって人生を楽しむ人々の昔から続く営みが感じられる
素晴らしい祭りでした、とにかく雪山と海の知り合いに会いまくるので
一気に夏と冬が混ざり合って化学反応した夜でした、間違いなく
一度見たほうがいいですよ
そんな夏の終わりを告げる大祭の夜が明けるのを待っていたのか
玉井太郎監修のK2ブーツが届いた、まさに神業のタイミングで
狙ってもここまでは中々できないと思う、やはり太郎君は何か持ってる
と確信した、チューンに気合が入り頭から海が消えかかるこのタイミングで
今シーズンの台風ゴールデンウィークと波情報の社長がFBで発表
僕の仕事に水を差すそういう流れも嫌いじゃないけど、とりあえず
仕事とサーフィンの両立を考えながらの一週間となりそうです
スノーボードとサーフィンが両方好きな人のことをスノーサーファーと言うか
言わないかはどうでもいいのだけれど生粋のサーファーとしては、頭の痛い週になりそうです
サーフィンに人生ささげちゃった人がスノーボードをたしなむと、サーフスノーボーダー
になるのかな?まっどうでもいいね、波に振り回されずにチューンに集中します
暑さにやられて、海に浸かることが多くなってきました、北の大地は涼しいらしく
羨ましい限り、晴れてしまうと工場の温度は半端じゃないです
心を込めてがんばります、冬のイメージが欲しいからクーラーつけてDVD
観ます、環境に悪いかな?心の環境を整えてエッジを仕上げます
今日は久しぶりに午後時間が空いたので、the surfers journal 日本語版を読み返していた
クリスチャン ビーミッシュの記事が冒頭の題名で書かれていて
曰く10000本削ってからが本物だといった内容で、興味のある方は是非読んで
いただきたい
僕はスノーボードのチューンをシェープと思ったことはない、あるとすれば
リシェープもしくはマシーンシェープの後のスクリーンワークに近いものだと
思っている、端的に言えば包丁の研ぎ屋やなどが近い世界なのかもと思っている
違いがあるとすれば、ワックスという蝋を塗り込んでなぜ滑るのか?未だに
解明されていない、雪との相性を探ることも仕事の一つということだと思う
自分のことで言えば、スノーボードをハンドで10000本は削れていないし
ただ単にエッジを触ったということで考えても、到底届かない本数だ
もっともその昔マシーンで研いでほぼそのまま出荷されていた時代のことで言えば
相当の本数をこなしていたとも思うが、それを数えてしまったら、この話はここで終わりに
なってしまう、シェーパーなのか研ぎ屋なのか調律なのか整える職人なのか
それは、板に携わる職人の考え方次第
マスターシェーパーになることは10000本の壁を越えなければならないと
言うことだ、その本数に遠く及ばなくても数多くの失敗や挫折を繰り返して習得した作品を
ベストな状態でカスタマーに届けることが僕たちの使命なのだ
日々繰り返される作業の中で常に最善を考えベストなものをイメージして取り組んだ
製品をお届けしているのだが、求める世界はさらに深く遠く、日々進化している
前にも書いたが人が感じられる数字に表れない曲線と直線の連続した変化を
追求していきたい、そこには雪とスノーボードというアートの織りなす世界が
間違いなく存在する、少しでも10000本の世界に近づけるように
板を整え続けるのだ
チューンナップは同じことの繰り返しに見える方が多いとおもう
確かに作業の順番で考えれば、ほぼ同じことの繰り返しだ
しかし作業台の上に乗っている板たちはどれも個性があり同じ板は
一枚もない同じメーカーの同じモデルでもそうなのだ
僕は幸運にも同じ年式の同じモデルを複数触れる機会があるので
板ごとの固有の癖というか、まあばらつきも含めて工業製品の許される
範囲の違いを確かめることができる、トップシートやソールのスクラッチを
気にする方は多いが、そこまで気にする方は少ない
もっともそれを気にして複数の製品から選び出したとしても雪の上に乗せて
走ってみればまた違う答えが返ってくるのであるから、あまり神経質にならず
道具として付き合えばいいのだろうと思う
自分の考えに従って、ぶれずに板と向き合い基本を忘れずに作業を進める
ことが僕ができる最高のチューンの方法だ、人をイメージし板の動く様をイメージし
そのイメージがはっきりと見えてくると、その先の調整方法が見えてくる
その答えが100パーセントではないであろうことは分かっているつもりだが
いつも最高の状態を追求して、作業させていただいている
僕は人の体から出ているであろう気のようなものの存在を信じているから
指先からもそれが出ていて触ったものに伝わっていると信じている
チューンしていてもやはりそうであろうと信じて、気持ちを集中し静かな心で取り組むように
している、もちろん僕は俗世間の垢にまみれた普通の人間だから集中できない日もあるし
何かがかみ合わない日もある、だからそんな日はなるべく板を触らないようにしてもいる
チューンする気持ちの朝は、波があれば波に乗り体の毒を抜いてから工場に向かい
波がなければ粗塩とお神酒で体を清めてから出かけることが多い
やはり何かに取り組むとき、自分がそこに現れる気がしているので
儀式ではないが自然とそういう気分になるのだ、同じ意味合いとしてサーフィンは長い間
僕にとっての儀式的意味合いが強く、今のアスリート的なサーフィンを否定するわけではないが
サーフィンを初めた頃の裏社会の文化のような雰囲気が薄れてきていることに
寂しさを感じることもある
話がずれてしまったがそう言ったところから理解していくと、GENTEMSTICK とSNOWSURF
というものが他の形が似ただけのものとは一線を記していること
また形は違えども同じ側にあるメーカーもまた存在するのだ、ということが理解できると思う
昔から先人たちが心構えなどというがそれが決して無駄なことではなく、自然と調和するためにも
必要なことなのだ、明日もお預かりした板たちと真摯に向き合いたいと思う
01 TT168 ltd
あまりイベントなどと縁のないMAGIC TUNEですが、たまにはフェアなんぞやってみようと
思いまして、ここのところ多方面のテスター達に人気のストラクチャーフェアを開催します。
4月1日から5月末日の2ヶ月間にチューンに出していただけますと、各カテゴリーに
通常¥8000(税別)プラスのストラクチャーが¥5000(税別)プラスの
特別価格にて加工させていただきます。
ストラクチャーの溝の深さと細かさは、春雪用の荒目から、オールシーズン対応の極細目
の2種類から選べます。ストラクチャーの効果はいまさら語る必要もないほどの効果があります、
トップシーズンのパウダーでも確実に乗り味が良くなり、MAGIC TUNEのトップテスター
SUZUMURA ARATAも全ての板にストラクチャーを入れているほどです。
春のストップスノー対策にパウダーでの自由に動けるソールのために是非お試しください。
受付お待ちしております!
この前に書いた汚れ落としの話の中で書き忘れたことはスクレーパーの有効な使い方
ホットワックスの仕上げはスクレープで決まると書いたが
滑走後のソール汚れはまずスクレープすることが早くて確実です掻き落とすのですから
拭き取るよりははるかに早くて簡単です
その上で拭き取るなりブラシかけるなりでソールの細かい溝の汚れを吸着したワックスを掻き出します
そしてクリーナーで下準備完了後は液体ワックスなり生塗り固形などを塗り込み伸ばし余分を掻き取り
完成です滑りますね〜〜!でストップしたらまた最初からなのですが面倒でやってられない場合は
ナイロンタワシと柔らかい生塗りワックスで騙しながらベースまで逃げ戻るといったところでしょう
まあ細かくはいろいろありますが、大まかにはこんなところです
でエッジの話は長くなってしまうので、さわりだけ
僕の場合ベースエッジがまず基本になります、ソールが基点になりますのでソールがまずいと
全てが狂ってしまい、何もできません、まずはソールです、と言ってもスキーのように
完全フラットから物事考えるわけではないのが、スノーボードでGENTEMSTICKに至っては
ほとんどコンベックスのソールです、工場から出てきた時点でかなり手仕上げの領域で作られた
ソールですから、その辺りを理解しながら自分の解釈と調整でエッジと向き合います
ベースエッジのビベルが一番神経を使いますね、いろいろなことを試しましたが結局今は
ファイルとテープだけでやっていますこれが一番シンプルで繰り返し再現が可能です
いろいろな器具を使いましたが、どれもダメでした結局人間の感覚にかなうものはないです
もっともビベルもサイドエッジも連続して変化していく角度を作りますから、基点があれば
後は感覚の世界になります、僕が目指すのはレーシングの世界ではありません
パウダーのピステでパックされた壁でアイシーなボトムでサーフボードを乗っている
感覚が欲しいのです、必要な時に食いつき切れてリリースできるエッジが目標です
日々考えながら作業していますがそれはゴールがない目標です
僕のチューンを乗られた方々が楽しく滑ってくれたら最高に嬉しいことだと思っています
久々のアップです、近頃あまり聞かないのがワックスリームーバーとかクリーナー
まあ、ワックス落としですな、板にワックスをかけることに一生懸命になるほど
作り上げたソールをリセットしたくない、せっかく染み込ませたワックスを
落としたくない、だから春雪の汚れもリムーバーで綺麗にせずにワックスでクリーニングしたり
ブラシをかけて汚れを取ることにするがリムーバーで取るほど綺麗にはならない
しかしまた一からあの作業は面倒だなと思うのは僕も含めて間違いではありません
面倒です、よほど時間と場所に恵まれている方以外はかなり大変な作業でしょう
ホットワックスを3回繰り返すと大体慣れている方で1時間はかかりますが
冷却する時間を充分にとると軽く2時間を超えます、かなり重労働ですね
でも滑りの情熱がそれを支えてくれますから、可能な方はやはりホットワックスが最善の方法です
しっかりと金属ブラシと獣毛ブラシを使い分けて仕上げてくださいね、肝心なのは
スクレープですスクレーパーの使い方で仕上げが決まると言っても過言ではありません
これからの時期、春雪になり雪の汚れが浮き出すと、板つかみが現れて、ストップスノーと
なります、この場合の最善の対策は、、、前にも書きましたが汚れを取り去ることです
どんなに高価なワックスもホットワックスメソッドも基本的に汚れが無いことが条件ですから
山の中では普通のリムーバーで汚れごとワックスを落としてくださいこれだけである程度は滑ります
さらに滑らしたい場合は汚れが滑走面に侵入することを防ぐ意味と滑走距離を伸ばすために
僕の場合ペーストのベースワックスをかけます、塗って乾かしこすって仕上げるそしてブラシ
ここまで10分ほどでできますから、リムーバーで拭き取った滑走面を再び仕上げることが
可能です、もちろんホットワックスにはかないませんが、7割ほどは戻すことができます
この作業の後、汚れ雪対応のスペシャルワックスを塗れば30分ほどの林間コースであれば
軽いキック程度の止まり感でベースまでたどり着けるはずです
それでも掴まれる時はナイロンたわしで汚れをとりながらながら、滑らせるしか方法はないです
汚れ雪とストップスノーとの戦いはワックスの歴史と言ってもいいぐらい長い戦いですが
未だに完全な解決策はありません、ともかく春は怖がらずにリムーバーで汚れを取り去りましょう
春は滑る時の持ち物が多くなるというお話でした、もう直ぐザラメの季節です
ザラメは楽しいですよ、春の雨の後の滑るザラメは最高に楽しいですパウダーと同じぐらい
気持ちいい滑走を楽しめます、お試しください