僕の考え方

チューンナップの考え方は各チューナーによって様々なものだ

そうの行程も目指すところも、使う道具も全て自由である

僕の場合も参考にさせていただいた流儀もあるし

日々アップデートさせていくように努力している

その行程の中でももっとも大切で重要だと思うパートは

板の形状チェックとプリシェイプのサンディング

そしてワックスのスクレーピングだ

同じモデルの板でもその個体差はじつはかなり存在していて

完璧に同じ物を再現できている板は工業製品としての部分で言えば

相当ばらついているのが現実だ

それだけにまずはチェックすることでその個体差を考える方向に

どの程度修正できるかを方針極めする

もちろんチェック後に全く修正を必要としない素直なブランク状態

の板も多数あるので、その場合シェイパーとしてはとても助かる

僕が多く扱うGENTEMSTICKなどは大きな狂いが少ないのでとても

助かっているが、それでも、微細なエッジの揺れなどは存在するので

必ず修正するようにしている

またもう一つのパートであるスクレーピングは僕の考えの中では

やはりチューンの行程の重要な最終行程であると思う

この部分は機械では絶対にできないし、手作業でなければ表せない

ソールの表情と状態があると信じて取り組んでいる部分だ

だから特別に注文を頂かない限り、スクレーピングと

ブラシアップを行って最終チェックとなる

その時点でエッジの表現が考えとずれていないか?

などをタッチしてチェックして修正

防錆を最低限に留めながらも、確実に行って完成となる

昔はワックス塗ってそのままお渡しなどもやったことが無いわけでは無いが

やはり心のどこかに引っかかる部分があって今は基本全て仕上げて収める

ようになった

すでに今シーズンの板に取り掛かって何ヶ月か経ちました、眼も指も体も

疲れてきていますが、体を整えてバラつかないように日々取り組んでます

良い雪のシーズンが来ることを心より願ってます

白い景色はもうすぐそこです、待ちきれませんね!

冬の準備をしましょう!

MAGICFILEMAN