毎日滑る人たちの存在
僕がかねてから尊敬してやまないのは、ほぼ毎日雪山を滑走している
ガイドさんやプロのライダー達だ、彼らは気持ちの良い快晴のパウダーデイは
もちろん、凍えそうな吹雪の中やガリガリのアイスバーンでも構わず
楽しそうに滑り続けている
そのような彼らに僕が調整した板を乗ってもらえることは、とても光栄なことであり
その毎日の中で感じた乗り味を伝えてもらえることは、感謝しても仕切れないほどだ
彼らのような雪山のプロフェッショナルは僕たちのようなパートタイムで
山に向かう人間達とはレベルの違う感覚で滑りの感触を感じ取っているはずで
おそらく彼らは意識はしていないかもしれないがノーズの先端からテールエンドまで
自分の体の一部のように使用しながら滑っている
それぞれのスタイルで雪山を滑走するアスリート達の少しでも力になれることが
今も昔からも変わらない目標なのです
春雪も最終ステージを迎えました、尾瀬の季節を越えると立山が待っています
山に上がるすべての滑り手達に最高の瞬間が訪れることを願っています