調律

僕はチューニングを文字通り調律と呼んでいるのだが、スノーボードシェーパーが造形を表し

職人さん達が作り上げた芸術作品を<これは98%の完成品>という太朗さんの言葉を信じて

乗り手の方々が滑り易い様に手を入れさせてもらうことで100%に限りなく近づくと

思いながら調律している、僕が板を触る時に最も大切で重要だと思う事は

調子を整え正しい答えが返ってくる板になるようにすることだと思う

スノーボードチューニングは髪を切る事、整える事とも似ているかも知れない

全ては引き算で決して足す事は出来ない、まあ髪の場合は他に方法も有るのかも知れないが

スノーボードの場合はこれで完成しましたと販売されている所からのスタートなので

余計に難しい、限り有る手を入れられる範囲の中で乗り手の個々の好みに合わせた調整を

細心の注意を払って行っている