続けること
チューンナップは同じことの繰り返しに見える方が多いとおもう
確かに作業の順番で考えれば、ほぼ同じことの繰り返しだ
しかし作業台の上に乗っている板たちはどれも個性があり同じ板は
一枚もない同じメーカーの同じモデルでもそうなのだ
僕は幸運にも同じ年式の同じモデルを複数触れる機会があるので
板ごとの固有の癖というか、まあばらつきも含めて工業製品の許される
範囲の違いを確かめることができる、トップシートやソールのスクラッチを
気にする方は多いが、そこまで気にする方は少ない
もっともそれを気にして複数の製品から選び出したとしても雪の上に乗せて
走ってみればまた違う答えが返ってくるのであるから、あまり神経質にならず
道具として付き合えばいいのだろうと思う
自分の考えに従って、ぶれずに板と向き合い基本を忘れずに作業を進める
ことが僕ができる最高のチューンの方法だ、人をイメージし板の動く様をイメージし
そのイメージがはっきりと見えてくると、その先の調整方法が見えてくる
その答えが100パーセントではないであろうことは分かっているつもりだが
いつも最高の状態を追求して、作業させていただいている